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街角コラム

「多くの芸術家が住んだ閑静な住宅街 落合」

多くの芸術家が住んだ閑静な住宅街 落合

落合エリアは、アクセス利便性と落ち着いた街並みが特徴です。

落合駅は東京メトロ東西線の駅で新宿区と中野区を隔てる位置にあり、駅から出ると山手通りと早稲田通りの2つの大きな道路の交差点付近になります。
山手通りが大変太い幹線道路で、これを落合から北側へ進むと中井駅や椎名町駅へ、南側へ進むと東中野駅が見えてきます。

駅周辺には目立った施設はほとんどありませんが、野球やテニスが楽しめる「落合中央公園」が人気スポット。
遊具も充実しており子どもたちにとって魅力あるエリアのほか、ジョギングコースや健康遊具が整備されているなど複合的な公園になっています。

スーパーなどの商業施設は駅近くのほか山手通り沿いにもいくつかあり、この周辺は道幅が広く歩道が通行者用と自転車用に分かれているため、安全に道路を利用できます。

  • 落合 落合駅
    落合駅
  • 落合 落合中央公園
    落合中央公園

落合エリアの博物館

落合は大正から昭和の初めにかけて、都心の喧騒を離れ多くの芸術家が暮らすようになりました。

「放浪記」で有名な作家林芙美子が暮らした家が「林芙美子記念館」として残されています。
彼女が望んだ「東西南北風が吹き抜ける」家は、暮らしたときのままに、飾らない落ち着いた佇まいを見せています。

ほかにもパリの風景を独特の画風で描いた佐伯祐三の「佐伯祐三アトリエ記念館」や、洋画家・中村彜が下落合で使用していたアトリエを新築復元した「新宿区立中村彜アトリエ記念館」などがあります。

染めの街

大正時代以降の都市開発により、染色業者が神田や浅草周辺などから清流を求めて集まった地域でもあります。
神田川・妙正寺川の流域に発展した染色業は新宿区の地場産業であり、昭和30年代までは300軒を超す染色関連業が集まり、京都・金沢と並ぶ三大産地でした。

現在も80を超える染色関連工房が、複雑で手の込んだ江戸の技術を継承しています。
その中の一つ「二葉苑」では作品が公開され、イベント「染の小道」では川面に反物を張る「川のギャラリー」という催しも行われています。

区内にはほかに、工房を開放し、展示や染め体験のできる東京染めものがたり博物館(富田染工芸)などもあります。
区内の染色業は、大正時代中頃、神田川の清流に目をつけた染色業者が高田馬場に工場を新設、さらにそこを独立した職人が川をさかのぼった場所に染工場を開くことによって発展してきました。
「染めの王国 新宿」として、代々の技と歴史を絶やさずに今日に至っています。

江戸時代の頃には綺麗な水を求めて蛍がたくさん集まる観光スポットであったといわれています。
新宿歴史博物館蔵に展示されている浮世絵「落合ほたる」には蛍狩りを楽しむ人々の姿が描かれています。

落合エリアの寺社

新宿区西落合に葛谷御霊神社という神社があります。
こちらでは毎年1月13日に豊饒と安産を祈願する「備射祭」が行われ、この備射祭は新宿区無形民俗文化財に指定されています。

近接する中井御霊神社でも同日に行われており、歩射で的を射てその年の豊凶を占い、魔を祓い豊作や安産を祈願する正月の行事となっています。

「猫寺」という愛称で親しまれている自性院には、日暮れに道に迷った大田道灌を当院に案内して危機を救い、戦いに大勝利をもたらした黒猫を供養して建てられた地蔵尊「道灌招ぎ猫」と、その後数百年を経た江戸中期にすし職人が、ある貞女の誉れを後世に伝えたいと刻んだ「猫面地蔵尊」の2体が境内の小堂に祀られており、家内安全・所願成就にご利益があると江戸の昔から人々に厚く信仰されています。
この小堂が節分の日だけに開帳されることから、猫地蔵祭りと呼ばれています。

最後に

江戸時代は農村だった落合には、明治以後も自然の中に閑静な住宅街が広がっていました。
都心の喧騒を離れた静かな環境が多くの文化人に愛され、今もなお落ち着いた雰囲気で人気のエリアです。落合エリアで賃貸事務所をお探しであれば、株式会社TFCへご相談ください。

2017年4月20日現在